今年は新型コロナ感染対策として、大規模イベントの開催は難しくなり、展示会も中止になっていましたが、ようやく、10月以降から、検温、消毒、人数制限などを徹底しながら、リアルな展示会なども開かれるようになってきました。
例年開催されていたメッセナゴヤ、IPF(国際プラスチックフェア)も会場での開催は中止となりましたが、オンラインという形で開催されることになりました。
オンライン展示会が今後の主流となるのか?あるいは一時的な流行りなのかは不明ですが、リアルな会場の様にブースを歩きながら、係員に質問を伺ったり、製品を手に取ってみることができないオンラインの展示会は、わくわく感もなくて少し残念です。
先日もオンラインの展示会に参加(ログイン)して、展示会のブース?いやサイトを訪問してみましたが、意外とサイトの中身は充実しておらず、クリックしたその代償としてログインの履歴は全て出展者に情報が流れるしくみのようです。
出展企業側の立場であれば、リアルなブースで必要な人件費、ブース作成費などが不要、営業マンの声掛けを積極的に行わずに名刺交換も不要となり、費用対効果としては、はたしてリアルとネットでどちらが良いのか?は今後の検討の課題ですね。
WEB展示会に参加する場合、会場までの通勤時間と交通費が不要となり、経費は低く抑えられ、また、在宅、あるいは、業務の合間にPC、スマホで短時間で必要な情報のみを集められることから、効率よく情報収集するだけであれば、WEB展示会で十分に目的を達成できるかもしれません。
逆にじっくりと相手と商談したり、現物を手に取って見たいときにはリアルな展示会にかなわないでしょう。
これからは、オンライン展示会とオンライン商談などをうまく組み合わせたような双方向のコミュニケーション方法がさらに進化してくることで、リアルな打ち合わせとWEBの効率性の利点をミックスできる可能性もあります。5Gやスマホの普及でますますこのようなリアル商談が増えてくることは容易に予想できます。
今後、新型コロナ前の状態にすぐに戻ることは考えられないことから、さまざまなWEBツールをセキュリティーも考慮の上で使いながら、それぞれの長所・短所を理解して併用していくことが肝要かと思います。
今後はさらに業務の効率化とスピード感が問われることになっていきそうですね。いやはや、大変な時代になりました...