最近よく耳にするようになった『マテリアル・インフォマティクス』??
少し難しい内容になりますので、忘れないようにメモとしておきます。
樹脂材料の特性などをデータベース化して整理し、コンピュータAIを使ってビックデータを高速情報処理、
必要な知識をすばやく取り出して、新規材料や代替材料の探索及び開発がすばやく行うことが可能となるそうです。
従来であれば、「今使っている材料の相当材でもっと安いのはありますか?」とか「ある材料でトライしたけれども、
少し流れが悪いよね。もっと成形性いい材料あるかい?」等と材料メーカさんとかとやりとりして材料を選定していました(笑)
そして、いろいろな材料を横断的に比較できるようなデータベースも存在しませんでした。
ある意味では、成形業界や成形技術者と言えども「カン」「コツ」がものをいう世界?でして、あの人は腕がいいなどと
いう時代もありましたが、これからは、技術データに基づくエンジニアでなくてはなりませんね....(汗)
材料の機械的物性、耐熱性、耐薬品性等、さまざまな情報をデータベース化した書籍やホームページなどはありますが、
これらをAI(人工知能)のデータ高速処理で容易にリサーチするサービスが、どんどん進化していくことでしょう!
材料メーカは材料成分及びさまざまな特性をすべて公開しておらず、また、各社の自主的な評価試験によるカタログ値で、
すべての材料メーカの物性をユーザーが横断的に比較検討することも正直難しかしいところですね。
もし、材料メーカと研究機関及び大学等で大型コンピュータによるデータベースづくりと情報処理を駆使すれば、まさに
『マテリアル・インフォマティクス』が早期に実用化されることとなるでしょう。
そうなると生き字引みたいな人は不要になるのだろうか?いやいや(笑)