出典:ANNニュース
8月4日 ベネズエラのマドゥロ大統領の演説中にドローンを使った世界初の大統領暗殺未遂事件が発生、ドローン2機が爆弾を積んで爆発、兵士7名が負傷しました。爆発直後にあたりの人々は恐怖で逃げまとう映像が出ていますが、ドローン爆弾なんて想像しただけでも怖いですね。
ロボットやドローンなどがテロや軍事目的に使用されることは予想していましたが、実際に大統領暗殺に使われた事実は大変衝撃的です。もっと大々的に報道されてもおかしくない大事件だと思いますが、日本ではあまり大きな話題になっていません。
たとえば、日本で近い将来にドローンによるテロ攻撃が起こる可能性として、東京五輪会場付近での上空からのテロなど警戒が必要になると思います。正確な地図情報があり無人機を遠隔操作で操縦して攻撃できればとても脅威になります。
無人攻撃機といえばアメリカのプレデターが有名ですが、アフガニスタンやパキスタンのタリバン攻撃やリビアのカダフィ大佐の攻撃等の実戦に使用されています。アメリカから衛星経由で無人の機体を操縦するため、撃墜されても操縦者が死ぬ恐れもなく、ゲーム感覚で人を殺せることから倫理的に問題ではないかと言われています。また、カメラを見ての操縦や攻撃による民間人への誤爆もあるそうです。
ドローンなどの先端技術は、宅配業務の効率化としてamazonなども試験運用していますが、一方で人を殺す兵器やテロに使われることもあります。結局、どのように使うかは人間次第ですから....
科学技術は戦争で発明されるものは多くて、たとえば暗闇での戦闘のための暗視カメラ、まぶしい所で敵を捕捉するためのサングラス、戦場での食品保管のための缶詰等、軍事目的から出現してきたものが少なくないことも事実です。その最たるものは原子爆弾そして原子力発電かもしれません。
虫型ドローンや鳥型ドローンなど超小型ドローンをアメリカで開発しており、これらによる監視、攻撃、追跡などの応用技術が研究されています。まるで一昔前のSFの世界のようです。
ちなみにスマホで操縦できる鳥型ドローン(bionicbird)はアメリカで一般市販されていますし、日本でもamazonで並行輸入品を10000円程度で購入できる様です。
出典:bionicbird
ちなみに、このbionicbirdが空を飛ぶ映像を見ると、素人目にはドローンだと全く気が付きませんね。ちなみに中国では鳥型ドローンで市民生活を監視しているとの情報もあります。日本でドローンを運用するには、使用目的を含めて何らかの法規制が望まれますね。