◎セミの幼虫(どんごろ)の羽化

一昨日は土用の丑の日でしたが、うなぎは高くなりすぎてしまい、とても買う気持ちにはなれません。昔は中国産は350円、国産でも800円でカバヤキ一尾をスーパーで購入できましたから...ウナギを買う人が減り、ウナギ養殖場ではウナギが売れずに余ってしまいとても困っているらしいです。(摩訶不思議)

 

一年で一番猛暑の厳しい季節を迎えて全国各地では熱中症で病院に運ばれる方も多いようですから、適度に水分や塩分を補給をしつつ体温を調節して体調管理に気をつけたいものです。

 

日中は38℃ぐらいまで気温が上昇してとても外出する気になれないのですが、夕暮れ時にそっと庭に出て花に水を撒いていると、おやおや.....セミの幼虫が羽化をはじめているではありませんか?懐かしいな~

 

セミの幼虫ってそういえばたしか「どんごろ」って呼んでいたよなと思い出しました。いや待てよ、全国ではなくてどうやら三河弁の方言かもしれないなと思って、ネット検索してみる。

 

「どんごろ」は三河地方だけでしか通用しないんだとわかりました(笑)

出典:全国各地のセミの幼虫の呼び名(セミの家) http://zikade.world.coocan.jp/nameofnymph.html

 

昔、セミの幼虫(どんごろ)をつかまえるためにまず巣穴を見つけて、巣穴に水を流し込んでそれで出てこなければ掘り返して取り出していましたね...今考えるとずいぶん酷いことをしていました。

 

セミの幼虫の羽化は日中見られることはなくて、暗くなってからそっと人目を避けるように木の枝等に登って羽化をはじめて、そして朝になると飛び立っていきます。羽化してすぐは羽は白いですが、しばらくするとアブラゼミであれば茶色に変化してきて飛べるようになっていく様子はとても神秘的ですね。

セミの幼虫は何年間も土の中にいるのですが、地中に出るとすぐに羽化して成虫になってからの寿命はとても短いです。 夏の終わりと同じでなんとなく、輝く時間が短いゼミに無常のはかなさを感じるには自分だけでしょうか?セミを捕まえてはいけないとよく言われましたが、家で飼うと一週間ぐらいで死んでしまいますから。

 

朝になると昨日の幼虫は無事に羽化して抜け殻だけが残っていました....