3月29日(木)福島第一原発の廃炉作業の疑似見学ができる動画ページが開設されました。コチラ
福島第一原発の原子炉建屋の中を360°VRの疑似見学ができるため、自分がまるでその現場に行き歩いてみている様な体験ができます。
のべ一万千四百人が福島第一原発を視察しましたが自治体、技術者、報道関係者等で以外の一般の人は見学が許されていません。そのような状況で動画で詳しく廃炉現場を見学できることはとても良いことだと思います。
2018~2020年の福島第一原発の廃炉、汚染水対策に毎年2200億円を投入することが明らかとなり、莫大な予算を投入する事業でまだまだ先の長い作業が続くと思いますが、広く一般の方に今後の廃炉の計画や進捗状況を見える化することはとても重要なことです。
高濃度汚染水の浄化後の放射性物質を含む処理水が増えつづけていますが「制限値以下に希釈して海洋に放出することが唯一の手段(原子力規制委員会)」との見解を示しています。地元の漁業関係者や近隣諸国等の理解を得なくてはなりませんが、ただ処理水を仮置きする今の方法を永久に続けることは無理なことは明らかであると思います。
また、除染作業で発生した廃棄物の最終処理場所等をどうするか?等いろいろと課題がありますが、一番よくないことは課題の対策を先送りすることです。将来の子供たちの世代が困らないように一般の方がわかる形で議論を進めてほしいものです。