名古屋のデパート4Mと言えば『松坂屋・三越・丸栄・名鉄百貨店』ですが、創業400年の老舗デパート丸栄が、来年の6月末でついに閉店することになりました。なんだか寂しいですが時代の流れですね。
名古屋の繁華街の栄にある老舗デパート丸栄の閉店は、名駅の高層ビルの建設ラッシュ、高島屋等の駅周辺の活気と比べて、対照的です。
百貨店という店舗形態は、かつて、ブランドやアパレルが中心の何でも揃う(まさに百貨)店でしたが、今では、珍しいものや舶来品等は、簡単にネットで安く手に入る時代になり、存在意義が薄れてしまい、差別化が難しくなりました。
かつては、松坂屋などのデパートの包装紙に包まれた贈り物は、高級に感じられて価値が高いと思いましたが、今ではどうでしょうか?
これからは、高級ブランドに価値を感じる人は少なくなり、個性的なものとか、機能性の高いものなど、より個人の嗜好や要求に合わせた新たな価値が、商品やサービスに必要になると思います。
丸栄は、複合型施設に生まれ変わるとのことで、栄周辺は他にも老朽化している施設が多くあり、名駅のように再開発が進むことでしょう。