◎最低賃金の推移

今月から最低賃金が全国平均で25円値上げとなりました。愛知県は、845円から871円で26円の値上げとなります。

 

ちなみに愛知県の最低賃金の推移を整理してみると....

 

平成29年:871(+26)、平成28年:845(+25)、平成27年:820(+20)

平成26年:800(+20)、平成25年:780(+22)、平成24年:758(+8)

                          計121円上昇

 

平成23年:750(+  5)、平成22年:745(+12)、平成21年:732(+1)

平成20年:731(+17)、平成19年:714(+20)、平成18年:694(+6)

                          61円上昇


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全国最低賃金推移
平成14年から平成28年までの全都道府県の最低賃金の推移
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ちなみに東京の2017年の最低賃金は958円で、1000円は目前ですね。

 

当然ですが、最低賃金に近いサービス業、たとえばファミレスやコンビニのパートさんの賃金も1000円程度になるはずです。

商品への価格転嫁ができないと経営を圧迫してしまいます。

 

最低賃金の大幅な引き上げは、日銀のデフレ脱却のための政策ですから、物価が上昇することは、ごく自然な流れですね。

  

ところで最低賃金が上がることで個人消費が増えているか?その兆しは感じられません。

 

安定雇用に対する不安や老後の蓄えなども含めて、未来に対する先行き不安が解消できないためでしょう。

 

物の値段が上がるから、節約して物を買わなくなり、より景気が冷えこむ悪循環スパイラル....これでは本末転倒です。

 

大企業はアベノミクス?で大幅な利益を上げていますが、それは内部留保となり、社員の賃金上昇に必ずしも結びついていません。

 

このような中で好循環させる方法は....

 

経営者として必要なことは『明るい未来を語ること』『新たなビジネスの創造』すなわち、新たな仕事を創るためにアイデア・知恵を出すこと、これしか活路はないと思います。