先日、注目の新素材 CNF(セルロースナノファイバー)の
セミナーに行き、いろいろと話を聞いてきました。
*日本初の本格的なCNFの実証製造設備を作った
日本製紙のホームページから抜粋した参考資料
http://www.nipponpapergroup.com/research/organize/cnf/index.html
石油などを輸入に頼っている日本にとって、森林等から繊維を
取り出して製造できる環境にやさしいCNFは、今、最も
注目されている素材の一つです。
【特徴と応用例】
★軽くて強い(鋼鉄の1/5の軽さで5倍の強度)
(応用例)自動車車体・内装部品、セメントの強化剤
★透明性
(応用例)光学フィルム、シート
★透過性
(応用例)電池バッテリのフィルター、セパレータ
★ガスバリア性
(応用例)食材フィルム、紙コーティング、
★吸着性
(応用例)紙おむつ、衛生用品
★水溶性があり粘性を改善
(応用例)塗料、接着剤
現状ではまだ大量生産ができないので、価格的にも高いですが
用途が広がり、製造技術が高くなると爆発的に市場が拡大していく
可能性が高いですね。
耐熱温度は200℃程度なので、自動車部品で耐熱性を要求する
部位等はCNFに置き換えられないところもあります。
すでに実用化されているものもあるため、今後もさらにリサーチ
していきたいと思っています。