◎『コロナに思う』ips研究所山中教授

出典:テレ東ニュース

 

テレビ東京のWBSにてips細胞研究所の京都大学山中伸弥教授から『コロナに思う』という特集でメッセージが放送されました。この話を聞いて、山中教授の強い思いを感じる内容でとても勇気をいただきました。

  

山中教授が配信している山中伸弥による新型コロナウイルス情報配信で新型コロナウイルスについて、データや知見に基づいたご本人の見解を配信されており、とても参考になります。

 

また、山中伸弥教授からの5つの提言はとてもわかりやすく、現状とその対策を述べられていてわかりやすいです。

 

さまざまなテレビ番組に出ている芸人さんやタレントさん等の発言や新型コロナウイルスのにわかご意見番?専門家?の意見ではなくて、少し、マスコミから距離を置いた医学的見識のある方の客観的な見解を伺えることはありがたいです。

 

ウイルス感染者数(確認できた数)は、東京都の人口比率からけた違いに少ないサンプリング数で、今日は増えましたとか減りました等のテレビのコメントを聞くと、統計的に根拠がない検査数による感染者数を大げさに報道する姿勢にうんざりしていました。

 

海外から感染者の流入防止をする水際作戦が機能せず、クラスターによる感染者のみをPCR検査する方法に限界が出てきた今、本当の感染者数を統計的にきちんと把握することが大切かと思います。

 

本来、統計的裏付け、すなわちエビデンスなくして、非常事態宣言の期間延長の必要性の検討や新型コロナウイルスの終息宣言も数字に根拠がなくては正確にできないはずですから。諸外国からも日本は安全ですと言っても信頼は得られないはずです。

 

シンプルに考えると、もし国民全員を一度に瞬時で正確にPCR検査できる方法があると仮定し、すぐに陽性の方を特定し、強制的に行動を規制、隔離ができれば、すぐに感染者数が減らせるわけです。(人的、物理的にこれらができるかは、別次元の重要課題となりますが、できない言い訳をせずに一刻も課題に早く取り組まないと手遅れになります)

 

無自覚の感染者が、東京等の都市部で平日に3密状態で電車通勤していれば、自然と感染者が増えるのはあたりまえです。テレワークができずに出勤しなければならない職種の方も大勢いますから、今までのやり方にはおのずと限界が出てくるのでは?と危惧しています。

 

少なくとも医療関係者だけでなく、不特定多数の方と接する仕事の従事者から最優先で、PCR検査数を飛躍的に増やす必要があると思います。それは、命がけで仕事を行う人をまず守るために、そして病院や施設を含めた院内感染等を発生しないためにもとても大切なことではないかと思います。

 

いずれにしても、人から人へ感染する、そして自覚もない感染者が大勢いる、そして検査もすぐに受けられないのであれば、とにかく、(必要な仕事を除いて)家にじっとしているしか解決策はありません。

 

とにかく、全員が努力して一日も早く平穏な日々が回復することを祈るばかりです。