◎東京オリンピック延期へ

3月24日に福島県に届いた「復興の火」ランタンに灯され、聖火ランナーのために使われる予定でしたが、急遽、東京オリンピックの一年延期、聖火リレーも中止が決定! 苦渋の選択ですが人命と安全が最優先のためしかたありませんね。

 

なでしこジャパンのメンバー川澄選手が聖火リレーを行う予定でしたが、アメリカから出国しての参加は、チームメートへのコロナウイルス感染のリスクを考慮して辞退するなど、すでに聖火ランナーからもイベント開催を危惧する声も出ていました。

 

多くの人が祝福する形での東京オリンピック開催は難しいことは誰の目にも明らかでしたから、出場国からボイコットが出て中止に追い込まれる形をとる前に、開催国から中止をIOCにお願いして延期を決定できたことは英断だったと思います。

 

仮に予定通り開催して、東京オリンピックが原因でウイルスを来場者やアスリートに感染や拡散させることとなり、また、世界中の選手がボイコットすることも予想される史上最低のオリンピックとなっていたことでしょう。

 

日本としては、1年後に向けてホスト国として万全なウイルス感染対策を取って、安心安全な大会が開催できるようにしっかりと準備を進めていかなくてはいけません。

 

また、ヨーロッパ、北米の感染対策はもちろんのこと、今後、アフリカ、南米などに感染拡大していくことも予想されますが、1年後に世界中の国での感染拡大を抑え込んでいることが開催できる重要な開催条件になります。だめなら延期ではなくて、東京オリンピックの中止も覚悟しなくてはならないでしょう。

 

無事に東京オリンピックを成功させるためには、特効薬の早期開発とWHOを中心として世界の英知を結集して、ウイルスの感染拡大に有効な医療体制を含めて整備しなくては被害の拡大を止めることはできません。

 

幸いにも日本はまだオーバーシュート(爆発的感染)が出ずになんとか感染拡大を抑え込めていますが、首都東京では北海道を抜いて感染者数がNO.1となり急増しているとの情報もあります。これから歓迎会や花見シーズンですがしばらく自粛が必要となります。こればかりはしかたがない.....

 

愛知県は自動車産業の集積地でありますが、トヨタ自動車の製造ラインも一時停止するとのことで、経済の面でも震災やリーマンショック以上の景気の悪化が懸念されます。また、飲食業、レジャー産業等でイベント、宴会の中止により大きな損失を出していると聞きますから、そちらの景気の悪化も大きな不安材料です。

 

今、自分にできることはやみくもに恐れることでなくて、自分の身は自分で守ること、手洗い、不要不急の外出は避けるなど、あたりまえのことをちゃんとしっかりやることしかないのではないか?と...

 

こんなときは逆に発想を転換して、読書をしてみるとか、映画鑑賞をするとか、外出しなくても楽しめる趣味を持ったり、人里離れた秘境や温泉など自然の中でのんびりするなどライフスタイルを見直すこともよいのではないか?と思います。