◎人間だもの 人は感情の動物~第2回安考会

3月2日(金) 第2回安考会テーマ「経営資源としてのデザイン」㈱スズオキデザイン代表 デザインディレクター鈴置社長の講演会に参加してきました。  *㈱スズオキデザイン様の公式ページはコチラ

 

デザインって何? 経営資源としてのデザイン? ブランディングとは? などわかっている様でよくわからないデザインと言う世界について、わかりやすく経営という視点から話をしていただけました。

 

デザインは狭義では「美しい色・形状・使い心地の良い造形」、広義では「目的を達成するための計画や企画のこと」と次第に時代とともに範囲を拡大してきたとのことです。

 

鈴置社長いわくデザインは時代のニーズに応じて、アップデートされてゆくべきものだと、確かに車や電化製品など身の回りのさまざまな物や商標のロゴなども常に新しいデザインに変化しています。

 

企業のブランディング、デザインなどの考え方や導入などについて詳しく解説していただいた中で面白いと思うことがありました。

 

人間の本質的な部分は100万年前からあまり大きく変化していない。どんなに科学技術が進歩して物ごとを論理的に説明するようになっても、人は論理の前に良し悪しを感情で判断するものだと....「人は感情の動物」であることをよく理解し、人間の特徴や行動心理学などの特性を知ることがデザインをする上で必須であるとのこと。

 

最近、「モノ消費からコト消費へ」と言われますが、デザインも単純な商標やロゴを作るだけでなくて、モノを通じて得られる新しい価値やストーリーや共感を求める時代へと新たなニーズに対応する変化が求められているのでしょう。

 

頭を柔軟にしてしなやかに対応していきたいものです。